30CrMnSiA厚肉合金鋼管

簡単な説明:

30CrMnSiA合金鋼管は強度は高いですが溶接性が劣ります。焼戻し後は高い強度と十分な靭性を有し、焼入性も良好です。焼き入れ、焼き戻しを経て、砥石軸、歯車、スプロケットなどに加工されます。加工性が良く、加工変形が少なく、耐疲労性が非常に優れています。シャフト、ピストンの交換部品などに使用されます。自動車や航空機の各種特殊耐摩耗部品に使用されます。


製品の詳細

製品タグ

製品の展示

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化学組成

C

Si

Mn

S

P

Cr

Ni

Cu

0.28~0.34

0.90~1.20

0.80~1.10

≤0.025

≤0.025

0.80~1.10

≤0.030

≤0.025

機械的性質

抗張力

降伏強さ

伸長

硬度

σb(MPa):≧1080(110)

σs(MPa):≧835(85)

δ5(%):≧10

≤229HB

物理的特性

1.高強度・高靭性:降伏強さ、引張強さが良好で、衝撃靭性にも優れています。

2. 優れた耐摩耗性: 硬度が高いため、摩耗の激しい環境での使用に適しています。

熱処理工程

焼き入れ:880℃~920℃に加熱し、水または油中で急冷する。

焼き戻し: 200°C ~ 500°C に加熱して、必要な硬度と靭性を実現します。

応用分野

1. 航空機の着陸装置、戦車、装甲車両の部品などの重要な構造部品。

2. 高強度のファスナーとコネクタ。

3. 高負荷ギアとベアリング。

配送状況

熱処理(焼きならし、焼きなまし、高温焼き戻し)を行った状態、または熱処理を施していない状態で納品されます。

強度は高いですが、焼入れ性が大きい中炭素焼入れ焼戻し鋼であるため、溶接性は非常に悪いです。

焼戻し後は高強度と十分な靭性を有し、焼入性も良好です。焼き入れ、焼き戻しを施すことにより、砥石軸、歯車、スプロケット等として使用できます。超硬フライスで刃を削り、研磨機で磨きます。表面粗さは3.2程度であれば問題ありません。材料の色は暗くなり、亜鉛メッキにより表面品質が向上し、錆びを防ぐこともできます。


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